珪藻土の塗る厚さについて
珪藻土は厚く塗ることにこしたことはありません。面積にしても広いほうが、調湿効果も高いでしょう。ですが肝心なのは珪藻土の質と量です。1mmで充分な効果を発揮するものもあれば、5mm塗っても効果の少ないものもあります。
商品によって、どのくらいの厚さが必要かは違います。1mmでも効果があるものもあるし、珪藻土がわずかしか含まれていなければ、厚く塗っても効果絶大とまではならないでしょう。
どのくらいの厚さに塗るかは、当然費用にも反映されます。たとえば、質のよい左官材Aは、高価ですが1mmで充分な効果があるとします。逆に、珪藻土の量が少なく、質も低い左官材Bは、安いが5mm以上厚さがなければ効果があらわれないとします。同じ面積を塗るには、BはAの5倍の量が必要になります。そうすると結果としてはAのほうが安く済むこともあります。
つまり、材料に同じ費用をかけるなら、Aの方が広い面積を塗ることができるのです。ですので、単純に材料の単価だけでは、実際の値段は割り出せないということなのです。